もう冷え性に悩まない!というお話

 

お灸の極意は=ずばり、からだを温めるということです。(なーんだ、そんなことかと思った人も続けて読んでくださいね。)冷え性で悩んでいる方は多いのですが、その原因の多くは血液・リンパなどの体液の循環障害です。からだの不調な部分は、血行がよくないために冷たくなったり、皮膚の色がくすんでいたりします。 そういうときにはお灸がよく効く!お灸はツボにピンポイントで熱の刺激を与えることができるので、非常に効率よくからだが温まり、体液の循環がよくなります。リンパや血液が流れやすい状態をつくってあげることで代謝がよくなり、さらに温まるというわけですね。


お灸で便秘にさよなら!というお話

 

女性のお悩みベスト5には入るというくらい、便秘で苦しんでいる人は多いのですが、東洋医学では、便秘は腸の中の体液不足が原因と考えます。そこで、腸の水分量を調節 するツボを刺激しつつ、やはり身体を温めて治療していきます。 便秘の人は食べて治そうと考えがちなのですが、それは逆効果。腸が動いていないのにさらに食べ物を詰め込んでしまうと、便秘を悪化させてしまうこともあります。うまくお腹を温め、水分で潤して腸を動かしてあげることが大切です。お灸をしてみると腸がぐるぐる動き出すのがわかります。もちろん、食事の内容や生活のリズムを見直すことも忘れないで。


お灸は女性の味方です!というお話

 

女性に特有の悩みというと、生理不順や更年期障害などがあげられます。何気なく語られがちですが、実は深刻な症状に悩んでいる女性が多いのです。東洋医学では女性は体内に滞った汚れた血液が子宮内に溜まりやすく、それによって引き起こされる冷え性がホルモン分泌の異常につながって月経障害、更年期障害などの原因になると考えます。 また更年期や生理の前はホルモンの分泌の急激な変化とともに骨盤が開き気味になるのですが、この骨盤の開きがうまくいってないと、いろいろな障害が起こってきます。生理痛・生理不順は、こうした骨盤や内臓のゆがみで卵巣や子宮が圧迫され、血行が悪くなって起こる場合も多いのです。お灸で温めて、骨盤内の血行を良くし、ホルモン分泌を整えると、月経もスムーズになることが期待できます。卵巣機能や子宮の機能が整ってくるので、妊娠しやすい体質づくりにも効果があると言われています。


お灸で免疫力をアップするというお話

 

病原体が血管内に侵入すると、それを退治するべく白血球が活躍することは皆さんもご存知でしょう。人間が生まれながらに持っているこのような力を免疫力といいます。お灸をすると、温熱刺激によってその部分の組織中の蛋白質が高温になり、ヒストトキシンという物質が発生するのですがこれが白血球の増加と免疫機能の亢進を促すと言われています。また、もぐさに含まれるよもぎにも、体内に浸透して白血球を増加させ、血液をアルカリ性に傾ける作用があるようです。 血液には体内の組織・器官にエネルギーを運び、そこから老廃物を運び去るという大切な働きがありますがお灸によって身体が温まり、血行が盛んになると、身体のエネルギーや老廃物の循環がスムーズになることも免疫力の亢進に役立ちます。これらのことから、お灸を続けると抵抗力が高まり、病気になりにくい体づくりに役立つのです。病気になってから治すよりも、病気にならないように病原体を退治するパワーを蓄えていきましょう。


お灸で自分の身体を手入れするというお話

 

健康に気持ちよく毎日を過ごすための秘訣は、ずばり「身体の手入れを続けること」でしょう。肩 凝りや背中の強ばり、わずかな手足のしびれ、あるいは便秘や不眠など、西洋医学では「病気」とみなされなくても、毎日の生活の中で苦痛を感じる症状があります。どんな些細なことでも、まずはそういった身体に現れたサインに着目して、それを解消していくことが健康への第一歩です。 それに有効なのが、家庭で自分でもできるお灸です。身体のサインをしっかり感じつつ、それに関係する適切なツボにお灸を続けていくと、まずは症状が消えて快適な状態になり、次第に全身のシステムが整ってきます。そうなると、例えば肩凝りの人も、肩の凝らない身体になることができるのです。今は手軽で安全なお灸がありますので、できるだけ家で続けてみてください。自分でこまめな手入れを心がけつつ、治療院で専門的な施術を受けると治療効果もぐっとあがりますよ。